どんでん返し という作風には苦手意識がある。話の筋を基に積み上げた考えが、ひっくり返されることが悔しいからだ。下村先生はどんでん返しの名手なだけに恐る恐る読んだが、この作品は短編が功を奏して伏線がわかりやすかったので、楽しく読むことができた。
特に1話目は、いじめが一様の事実だけでとらえられない切り口や、被害や加害、囃し、傍観者と様々な立場から描かれていたことがリアルで面白かった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年4月22日
- 読了日 : 2024年4月22日
- 本棚登録日 : 2024年4月22日
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