やるせないミステリ短編集。
生きている中で自分が直面するかもしれないけどしないかもしれない、あまり「日常」とは言えない問題たち。謎が解かれていくなかでのひっかかりがどれもやるせない。
読みながら主人公たちに対して、単純に批判的な目を向けた自分の浅はかさに毎回、「やられたね」と息をつく。
読んだ後、もれるため息が安堵の色をしている。
読書状況:読み終わった
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2016年5月
- 感想投稿日 : 2016年5月22日
- 読了日 : 2016年5月22日
- 本棚登録日 : 2016年5月22日
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