太陽を曳く馬 (下)

著者 :
  • 新潮社 (2009年7月25日発売)
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本棚登録 : 719
感想 : 90
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永劫寺で事故死した青年僧の死に不審な点はあるのか。彼が元オウム信者であり、てんかんの発作を持っていたことから、永劫寺では異質の存在となっていた。

合田雄一郎シリーズであって、そうでないような。「晴子情歌」「新リア王」のサーガ3部作シリーズらしいけど、いずれも途中で挫折したし。

内容は1/4もわかってないし、読み飛ばした部分も多々あるけれど、ともかく高村薫でしか描ききれなかったような圧倒的な筆致。哲学、宗教、神秘体験、信仰、それぞれに真正面から向かった力強さだけは印象に残る。

そして結局、彼は事故死だったかどうかはわからないまま。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2013年3月25日
読了日 : 2013年3月25日
本棚登録日 : 2013年3月25日

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