奇面館の殺人(下) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2015年4月15日発売)
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感想 : 156
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例えば「迷路館の殺人」を読んだ人へ


ここで館シリーズの最新まで辿り着きました。
少し達成感もあり、あと1作で館シリーズが終わってしまうという悲しさもあります。

本作で改めて感じたことは、綾辻先生さすがだなあ。ということです。
どれだけ複雑そうに見えるトリックも、その明快な論理と筆力で、読者を置いてけぼりにせず、最後には驚きとワクワクで締めくくる。
読者の思考や予想を手の上で操りながら、その上をゆうに超えていく。毎回やられた〜って感じです。

今回の館は奇面館。招待された客たちは、館主と会う時には、割り当てられた仮面をつけなければならない。
雪で脱出できなくなった館で起こる惨劇。遺体からなくなる頭。そして招待客の顔にある仮面は鍵がかけられて・・・。

誰が誰かわからない状態で、疑心暗鬼が繰り広げられる。
鹿谷先生回は推理が綺麗でおもしろいんだよね〜〜!面白くてドンドン読んでしまうので、一気読みできる時間を確保しておいてくださいね!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年6月26日
読了日 : 2022年6月26日
本棚登録日 : 2022年6月26日

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