ピカルディの薔薇 (ちくま文庫 つ 18-2 幽明志怪)

著者 :
  • 筑摩書房 (2012年7月10日発売)
3.76
  • (15)
  • (47)
  • (27)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 376
感想 : 38
4

小説家である主人公が語る怪異譚を綴った連作短編集です。
著者の作品に触れるのは初めてでしたが、ホラー作家だということを後で知りました。また、これが〝蔦屋家の崩壊〟に続く、シリーズ2冊目ということも読後に知った次第です。
でも、何の予備知識もないまま読み始めたので、耽美で退廃的な幻想世界に素直に浸ることができました。内容はホラーなどではなく、現代版泉鏡花を読むような気分で、幻想文学として楽しむことができました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2013年2月22日
読了日 : 2013年2月22日
本棚登録日 : 2013年2月22日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする