子供を持つ予定の人だったら、今の自分のためだけでなく、幻想文学好きの血をひく子孫のために本棚に置いておくべき本なんじゃないかと思った。気づいたら家にこういう本があって好きなように読める子供は幸せだ。
どうしてそんなことを思ったかというと、二週間かけて子供のころのような読書ができて、幸せだったから。書いてあることすべては理解できなくても、とにかくなにか妖しくて美しいものが描かれていることはわかる。何度も読んでいるうちにもっとわかるようになって、もっと楽しめることも。
紙がすいつくような肌触りで、ページのめくり心地がいい。紙の本の贅沢感がとてもある。
「ディオネア」、「幻影の恋人」、「アルベリック王子と蛇女」が特によかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
英米 - 小説/物語
- 感想投稿日 : 2015年6月21日
- 読了日 : 2015年6月21日
- 本棚登録日 : 2015年6月21日
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