この「夏まつり」はシリーズ中でいちばん好きかもしれない。
ムーミン谷に大津波が押し寄せて、谷が水浸しに。
流れてきた不思議な家のような建物に乗り移ってみんなで移動するのですが、その家はお芝居をする舞台だった、という話。
いちばん好きなところは、「公園番へのかたきうち」の章。
「わらったり、口ぶえをふいてはいけない」とか「草原でとびはねるべからず」とかたくさんの「してはいけない」看板が立っている公園。厳しく管理をしている公園番を、スナフキンとちびのミイがやっつける話。
ニョロニョロって種から生まれるって知らなかった!
この「夏まつり」のお話は、挿絵が秀逸。
みんな切り取って飾りたくなるようなものばかり。
ちびのミイが中で眠っている裁縫かごを、スナフキンが釣り針でひっかけて覗き込んでいるところとか、舞台衣装を着て顔を赤らめているミムラとか。
白黒なのがまたいいのです。
今回のスナフキン語録。
「たいせつなのは、自分のしたいことを、自分で知ってるってことだよ。」
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2010年9月12日
- 読了日 : 2005年11月29日
- 本棚登録日 : 2010年9月12日
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コメント 3件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2012/12/18
betchyさんのコメント
2012/12/18
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/01/07