3:1巻に引き続き、あっさりめに見えて深く、暗さも内包したファンタジー。ソニンもイウォル王子もまだ子どもで、もがきながら成長してるんだなと大人になった今では温かく見守ることができますが、これを対象年齢の子どもたちが読んだらどう思うだろう、というのがすごく気になります。カタルシス! というのではなく、勧善懲悪! というのでもないのがこの作品の良さだと思うのですが、うまく伝わるのでしょうか。←と書くととても上から見ているようですが。
私が中学生の頃はコバルトやホワイトハートなど、ラノベって言葉がなかった頃のラノベを読んでいましたが、それらの少女小説とは違う残り方をするだろうなあとは思います。
読書状況:読み終わった
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本・雑誌
- 感想投稿日 : 2018年10月8日
- 読了日 : 2012年1月5日
- 本棚登録日 : 2018年10月8日
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