皇族と帝国陸海軍 (文春新書 772)

著者 :
  • 文藝春秋 (2010年9月16日発売)
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本棚登録 : 77
感想 : 10
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祖父の海軍好きから連想しての購入です。理由のいくばくかも理解できるかな?
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読了。上記の期待は自分の勝手な思い込み。本書のねらいは別にあるのだから。それでも、ちょっとヒントはあったかも。

しかし、本書で触れられるエピソードの殆どを知らず、驚くばかり。皇族の思いはある程度理解出来るものの、周囲の思惑で思うようにならない皇族の姿に危うさを感じたり、一方、安心したり。なにかもやもや。

もやもやの一つには皇族の名前の区別が途中で付かなくなるという自分の常識、記憶力の無さでそれぞれのエピソードがごっちゃになったせいもあります。(これは読者である自分のせい)

しかし、皇族の思い、悲しみ、思惑がいろいろあったにせよ歴史に大きな違いがなかったように読めるのは何故かな。苦労するのは現場の人間ばかりという印象。
(言葉が足りなかったです。軍人としては、であって、例えば終戦時の高松宮親王の動きなどはもちろん大きかったと)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史
感想投稿日 : 2010年9月25日
読了日 : 2010年9月28日
本棚登録日 : 2010年9月25日

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