5000日後の世界 すべてがAIと接続された「ミラーワールド」が訪れる (PHP新書)

制作 : 大野和基 
  • PHP研究所 (2021年10月14日発売)
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『Wired』創刊編集長であるケヴィンケリーの「5000日後の世界」を読んだ。インターネットが出てきてから5000日後、スマートフォンが出てきた、スマートフォンがでて、ちょうど5000日後のいま、メタワールドことミラーワールドが登場してきた。
インターネット時代、スマートフォン時代、VR・AI時代にわけて考えていきたい。いまはスマートフォン時代の終わり、VR・AI時代の入り口にいる。
私はもうWEBは終わると考えている。いままでWEBで行ってきたECや情報はすべて今から5000日以内にミラーワールドに代替されるだろう。もちろん、すぐに切り替わるわけではない。ただ、ミラーワールドへの準備をしていない会社は淘汰されていくと思う。
いまだにインターネットにも対応できていない日本のIT技術は、ここでレガシーを切り捨て、ミラーワールドへの大胆な変革をすれば、周回遅れを取り戻すチャンスとも言える。
この本の中でケヴィン・ケリーは学び方を学ぶことが何より重要と語っている。そして、最も大きな学びは失敗から得られるとも語っている。失敗を恐れる日本文化にも警鐘を鳴らしている。失敗こそ最高の教師。挑戦こと成功の第一歩。そして大企業は日本に限らず、必ず保守的になる、だからこそ、今後の5000日を生き残るのは難しい。アマゾンですら厳しいと語る。FACEBOOKは危険とも言っていたが、FACEBOOKはいち早くMETAに社名を変え、変革に対して先んじているの私はMETAこそ勝利者になると考えている。
問題なのはインターネット時代からいるIBMあたりじゃないか。NECも十分に危険だし、HITACHIもその対象内だ。
WEB3.0はWEB2.0を切り捨てる勇気のある会社だけが生き残る、そんな大変革時代になるんじゃないかと思う。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自己啓発・趣味
感想投稿日 : 2022年5月14日
読了日 : 2022年5月14日
本棚登録日 : 2022年5月10日

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