決断には、清水の舞台から飛び降りるなどということではなく、冷静な現実把握と計画を実行する知的能力が必要である、などなど。マキャベリを中心として、韓非子、六韜など中国の古典も交えて、決断に関わる事例を紹介しつつ、決断の条件を端的に示してくれる。決断が苦手で、孤独な思考が苦手な、日本人の意識構造にもふれていく。読んでいて、身にしみる。頭が痛い。必読の本だと思う。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
マネジメント
- 感想投稿日 : 2010年9月20日
- 読了日 : 2010年9月20日
- 本棚登録日 : 2010年9月20日
みんなの感想をみる