成績の振るわない者、腹に一物抱えた者、将来への不安や過去のトラウマを抱えた者……様々な警察官の卵が集う警察学校。学生たちの陰に潜む問題を、老獪な教官・風間は見逃さない。
図書館本。ドラマ化の影響で、借りるまでかなり時間が掛かった(笑)。
最初に抱いた印象よりもずっと読みやすかった。長編のように見えるが、オムニバス短編集といった趣き。
旧弊なしごき指導や、学生同士の子供じみた嫌がらせが描かれ、「お前ら何やってんの……」と言いたくなるが、まずまず面白く読めた。
ただ、続編は読まないかなあ。
単行本の帯には『既視感ゼロ!何もかもが新しい』とあったが、そこは疑問に感じる。警察学校を舞台にした作品が少ないだけで、内容に新味があるかというと……。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2022年5月24日
- 読了日 : 2022年5月23日
- 本棚登録日 : 2022年5月22日
みんなの感想をみる