餌を探して晩冬の森を歩くクロテンの生態を描いた絵本。
図書館本。
夜空や雪原を青系で統一して醸し出された冬の澄んだ空気感や、木版による細かい樹皮の表現などが素晴らしい。なかなか獰猛だが可愛らしいテンの雰囲気もよく出ている。
モモンガやネズミを狙う捕食者としてのクロテンが、一転して被捕食者となる様子も描かれていて興味深い。
ためになるとかいう言い方はあまり好きではないが、弱肉強食や食物連鎖を子供に知ってもらうのにも役立ちそう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
絵本
- 感想投稿日 : 2023年12月2日
- 読了日 : 2023年12月2日
- 本棚登録日 : 2023年12月2日
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