iOSデベロッパーなら一度はお世話になっているであろうWebの連載記事の書籍版。
(iOS 6.1 / Xcode 4.6対応)
広く浅くというありふれた初心者本ではなく、必須情報を絞り込み詳しく解説しようというもの。
必須な知識なのに省かれがちなヒープ・スタックといったメモリの話や、SenTestingKitを利用したユニットテストについても解説されています。また、UMLの図が多く記載されており読める人にとっては文章やコードを見るより理解が早い。
個人的に参考になったのは iOS6対応のライフサイクルイベントとユーザーアクションイベントの解説、マルチスレッドの実例(HTTP非同期通信ライブラリ)。
Core Dataについてはページ数はあるものの、使い方程度の解説にとどまっていた。
著者も書いている通り、より専門性の高い情報は他の参考書籍(章末に紹介されている)とあわせて読むのがよいだろう。
対象読者はiOSアプリ開発の初級〜中級程度。
・他言語を習得し、これからiOSアプリを作り始めようとする開発者
・なんとなくiOSアプリは作れるが仕組みがよくわかっていない初心者
あたりではないかと思います。
超初心者やプログラミング未経験者はおそらく読んでも分かりません。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
プログラミング
- 感想投稿日 : 2013年4月18日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年4月18日
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