アンバーの九王子 (ハヤカワ文庫 SF 316 真世界シリーズ 1)

  • 早川書房 (1978年10月1日発売)
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本棚登録 : 91
感想 : 5
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派手な兄弟喧嘩の物語です。しかも、主人公、全く状況がわかってないのに、好き勝手やらかすので、他の兄弟姉妹大弱り。翻訳は5作目までですが、そこまで読むと、主人公・コーウィンの馬鹿っぷりがよくわかります。有り得ない兄弟喧嘩ですが。一人で「博士の異常な愛情」をやらかしてくれたブランドに拍手です。実は影で一番苦労したジュリアンにも。後、なんでベネディクト兄さんは、農作業に力入れてるんでしょうね。
ちなみに、海外ではヴィジュアルガイドとかも出されておりまして、それによるとベネディクト兄さんは、日本にはまりアンバーの宮殿のそばに日本庭園を作り、日本刀を使うようになってます。何があったのかはわかりません、いきなり笑ったりいきなり怒ったりするベネディクト兄さんだから。
これも絶版なのは悔しいなあ、こんな馬鹿な一族は他に例がないから。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2010年7月7日
読了日 : 2010年7月7日
本棚登録日 : 2010年7月7日

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