大量の紋白蝶やゴム風船を空に放ったのち、服毒するという
よくわからない自殺パフォーマンスが連続するので
十津川警部が捜査にあたったところ
なんか偽キリストっぽい宗教がでてくるという話
生きることが苦痛であるのは、生きる理由がないからで
生きる理由がないというのは、世の中に裏切られてそれを見失ったり
そもそもそういう概念を誰からも教わらなかったりするからだけど
でもとにかく自殺するのはよくないよ
なぜならそれは社会のありかたにたいする挑戦だから
そんなオヤジの説教くさいニュアンスを含みつつ
生きる理由として仕事にしがみつく世代を描いている
1980年の作品で
ガイアナ人民寺院の集団自殺あたりを下敷きにしているのか
教祖のありかたには説得力を感じた
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- 感想投稿日 : 2016年5月27日
- 本棚登録日 : 2016年5月27日
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