みなまた海のこえ (記録のえほん (2))

著者 :
  • 小峰書店 (1982年7月10日発売)
3.79
  • (4)
  • (3)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 5
3

この本を原作にした合唱曲を唱ったことがあります。
本を読みながら、音が蘇りました。
鄙びた村が工場建設によって開かれていく様子、それに伴い破壊されていく自然、その自然に寄り添って暮らしていた人と生き物たちの想い、公害病に苦しむ人々の姿、家族が亡くなって残された人の想い…。
文からも十分伝わってくるものがあるのですが、それぞれのページの絵も語るものがあります。
繰り返してはいけない物事を思いながら、今現在も破壊されつつある環境のために、自分の出来ることを少しでもしなければと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学
感想投稿日 : 2010年7月2日
読了日 : 2010年7月2日
本棚登録日 : 2010年7月2日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする