コンビニたそがれ堂 (ポプラ文庫ピュアフル)

著者 :
  • ポプラ社 (2010年1月18日発売)
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本棚登録 : 3440
感想 : 400

「コンビニたそがれ堂」シリーズ1作目。もともとはポプラ社で発刊された児童書ですが、大人だからこそ味わえる良さがある作品でした。
たそがれ堂の狐の兄さん、どういう人(いえ、狐かな)なのか、とても気になります。
収録されているのは「コンビニたそがれ堂」、「手をつないで」、「桜の声」、「あんず」、「あるテレビの物語」。

「コンビニたそがれ堂」は、うんうん、あるある、こういうこと、と子供の頃を思い出し、ちょっと切なくなりながら読みました。ラストのまとめ方のこの時間などを越えた所が、現代風童話なのかなと思います。
「手をつないで」は、考えさせられる作品。児童虐待の負の連鎖って難しいです。
「桜の声」では、時空を超えて伝わるものについて考えました。
「あんず」は、泣いちゃう人が多いのでは…?切ないけれど、胸が温かくなる作品でした。
「あるテレビの物語」。昭和の香りが漂う作品でした。個人的には、これが一番ピンとこなかったかな。テレビだったからかな。でも、愛着のあるもの、大事なものはずっと大事にしていきたいと思わせられました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学
感想投稿日 : 2013年9月28日
読了日 : 2013年9月28日
本棚登録日 : 2013年9月28日

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