スポーツエージェントが主人公のミステリー。彼とコンビを組んでいるというより、なんか腐れ縁のようなWinがいい味。
2人とも前歴がミステリアスで、主人公のMyron(本人、この名前が大嫌いでこの件では絶対に親が許せないそう)はバスケットボールの花形ルーキーだったのがルーキーつぶしで本当につぶされて選手生命を絶たれてしまい、FBIエージェント(このあたりが謎でここでWillとの腐れ縁が決定的になった模様<100%推測)を経て弱小エージェントをやっている 。
シーンが結構細切れに変わるので、真犯人が誰か候補が多く、かなり最後の方まで絞れなかった。NY,NJが舞台なので知っているところも多いし、行ってはいけないところがわかったりして、そんな所も面白い。
一番面白かったのは悪の親方のような人を説得するのに、典型WASPのWinが名門ゴルフコースでのプレイをえさにつるところ、もう大爆笑。WinってWASPなんだけど、彼自身だからとてもいい。こういう人種に関することにこの作者はすごくプレインな視点を持っていて読んでいて気持ちがいい。Feintuch氏に送って差し上げたい 。
Myronが最後にこの事件がきっかけでよりが戻った恋人に見送らなくていいわと言われるシーンも笑える。彼は結構ウェットな人。そこもまたWinといいコンビ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Mystery
- 感想投稿日 : 2011年9月11日
- 読了日 : 2001年5月
- 本棚登録日 : 2001年5月11日
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