クラシックといわれる音楽も発表された当時にはポピュラー音楽だったはず。教科書にビートルズが取り上げられるくらいだから、ジョンやポールの肖像が音楽室に飾られるのも時間の問題。モーツアルトはエッチで変態的な愉しい手紙を残しましたが、サティも五線譜の隙間に詩のような戯言を残しました。手描きの書体も凝っていて、まるで音符が躍っているようにみえる。こじゃれたティールームなんかで気取ったBGMみたいに聴いたりしたら、ぜったいに、ぜったいに失礼。
行儀よくせよとか、笑うときは人に気づかれずになんて指示しても、あんなアリアを朗々と歌われたら、どないせえっちゅうねん。
*注釈など編者の思い入れが濃厚。いや、ここまで熱意が注げる対象と巡りあえるとはすばらしい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2010年5月9日
- 読了日 : 2010年5月4日
- 本棚登録日 : 2010年5月4日
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