男と女の理不尽な愉しみ (集英社新書)

著者 :
  • 集英社 (2017年11月17日発売)
3.14
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本棚登録 : 321
感想 : 43

#読了 2022.4.20

2017年出版。林真理子さんと壇蜜さんの対談。
LGBT、皇族、不倫、夫婦、死生観あたりの話が個人的には面白かった。犯罪犯さない限りなんでもありじゃん?って価値観のおふたりの会話は面白かった。特に不倫の話ってさ、叩く派と旦那と奥さんの問題なんだから外野がとやかく言う必要ない派に分かれると思うんだけど、もちろんおふたりは後者で。私も後者。でも後者ってそれ以上は公には言及しないじゃない?言及しだしたら方向性は違うにせよマインドが叩く派と同じになっちゃうってかんじで。それを今回はだいぶ言及していて、なかなかそっち派の人の意見って聞けないから面白かった。

全体的に考え方は私もおふたりと同じだけど、私以上にもっと女としてのたくさんの経験や、私の知らない男女の在り方が当たり前にある環境いたおふたりだから通じ合ってる会話とかがあって、「ここの会話は言語としては理解できてるけど、私は本当の意味を分かってないだろうな」ってのがところどころあった。私もそれなりに経験はしたけど、華々しい世界にいるおふたりはやっぱり一般人では経験しえないこともたくさんあるんだろうなと思った。

林真理子先生の旦那の話は、自分の旦那や自分の両親と重なるところがあり、めちゃくちゃ共感してしまったw
林真理子先生…えらいなぁ。。

壇蜜さんがこの対談の2年後に結婚されたので、その後に出されたエッセイも読んでみたいなと思った。

◆内容(BOOK データベースより)
「ゲス不倫」叩きから、「熟年離婚」まで…。世の中は、かくも男女の問題に満ち溢れている。甘美で魅力的なはずの関係はなぜ、今や絶望的なまでに我々を追い詰めているのか?男女の機微を知り尽くした作家とタレントが、出会いから恋愛の作法、不倫の在り方、看取りの瞬間まで、男と女を巡るあらゆる問題を徹底討論。しなやかでありながら、したたかでもある男女の「愉しみ方」を提言する。古典的男女観ともフェミニズムとも異なる視点の二人が、とかく男女に世知辛い日本社会を喝破する!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年4月21日
読了日 : 2022年4月21日
本棚登録日 : 2022年4月21日

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