檸檬 (新潮文庫)

著者 :
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感想 : 606
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疲れたぁw「金閣寺/三島由紀夫」が面白かったから苦手意識のあった日本文学、結構楽しめるのかも?!と思ったけど、やっぱり疲れたぁ〜w読後はTHE日本文学の疲れw最後の方はもうセンター試験の英語の長文問題みたいな。全然あたまに内容入ってこねぇ〜w
もうすぐにでもこのミスみたいな作品読みてぇ〜w

と言いつつ、「檸檬」「Kの昇天」「ある崖上の感情」が面白かったです。あと桜の木の下の死体説って本書が元ネタなのね!!なんか感激しちゃうw

ご多分に漏れず、教科書のイメージが強かった本作。全然内容覚えてないけど、なんとなく長編の一部かと思ってたら、この本自体が短編集だったんですね。

当時の社会のかんじが分からないから、いまいち頭に絵が浮かばず、頭を使って補正するからすんごい疲れるのね。日本文学は。
事象に対する自分の気持ちが書いてある分には、同じ人間の感情だから興味持って読めるけど、情景説明をいろんな表現でされると、元の情景が分からんからもう。

病気がちってのもあって終始アンニュイな雰囲気だから、自分も人生の猶予期間(大学生とか転職期間とか)みたいなときに読めば、もっとアンニュイに浸れたのかなぁと思う。するめのように何度も読んで楽しめる作品なんだろうなぁと思った。(読まないけど)(珍味もソフト系の方が実際好きだし)(なにw)



◆内容
31歳という若さで夭折した著者の残した作品は、昭和文学史上の奇蹟として、声価いよいよ高い。その異常な美しさに魅惑され、買い求めた一顆のレモンを洋書店の書棚に残して立ち去る『檸檬』、人間の苦悩を見つめて凄絶な『冬の日』、生きものの不思議を象徴化する『愛撫』ほか『城のある町にて』『闇の絵巻』など、特異な感覚と内面凝視で青春の不安、焦燥を浄化する作品20編を収録。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年10月3日
読了日 : 2023年10月3日
本棚登録日 : 2023年10月3日

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