評価3.7
kindle 438ページ
キャラ描写が上手く、キャラが立っている。スイスイ読める。個人的には長谷部の性癖は許容できるし、何も悪くない。少なくとも彼の正義は正当化されてほしい。清宮、類家など通常嫌われがちなキャリア組もいい味を出している。
被害者はさほど出さないのかとも思ったが意外とタゴサクが容赦ない。徐々に被害は拡大しもはや勝者はいなくなりそう。警察関係者も等々力以外は全滅か。後味の悪い最後になりそうで怖い。
ただの性癖で犯罪でもないのに長谷部家がここまでになるのも恐ろしい。これも救われない。タゴサクのクイズもこうなると正確性に欠けてるし、ゆかりが登場してる意味もわからない。最後も各登場人物のその後は描かれておらず消化不良。もはや最後の爆弾なんてどうでもいい。面白かったが尻すぼみ。これがこのミスを取ったとは、少し残念。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年8月13日
- 読了日 : 2023年5月9日
- 本棚登録日 : 2023年8月13日
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