新登場のヒロインは清秋院恵那さん。
正史編纂委員会の息が若干かかった姫巫女。
祐理さんとは同僚で、お友達のようですね。
この恵那さん、草薙くんにイタリアの
二大秘密結社の騎士が愛人として張り付いて
いるのが面白くない日本の魔術組織と、
神殺しの実力を見極めたい、速須佐之男命の
命令を受けて、草薙くんの愛人になるため
送り込まれました。
まずはエリカを排除せんと天叢雲剣で
彼女に挑むのですが…。
皆さんお書きのように、メインヒロインは
やはりエリカ。次点で祐理さん、というところ。
神界でエリカと恵那さんが決闘するのですが
どうも速須佐之男命以下、神様勢は
前の巻でパンドラがちょっと話していた
東方の眠りについている鋼の神…が
目覚めた時に、草薙くんがそれを鎮めて
くれるのを期待しているようですね。
大筋に絡むその動きと、正史編纂委員会の
不気味さ、そしてエリカと祐理さんが
はっきりと草薙くんの特別な愛の対象で
あると示されたことが大事で…。
後ははっきり言って、息抜き。
学園編としてのドタバタはおまけ。
個人的には恵那さん、私はあんまり好きじゃない。勝ち気で男っぽいけど容姿は美少女って定番だけど。妹がグチャグチャうるっさいのも嫌い。
言葉遣いも綺麗じゃないし、人の話は聞かないし。
それぞれに男性読者さんのお好みは反映できるよう
色んなタイプの子が出てくるんでしょうけど。
リリアナさんの往生際の悪さ、わめきっぷりも応援したくなるよりは、好きなら好きって言えば?って思ってしまうんですよね。
そもそもあの群がりっぷりはおかしいんだけど。
でも、祐理さんの覚悟は見上げたものでした。
なーんで一途な男の主人公のラノベってないの?
不思議だなあ。
少女小説のヒロインも、恋多き女はいないしね。
うーん…。
まあ、読みどころはそこじゃないし。
ああ、次巻を借りてくるの待ちましょう。
- 感想投稿日 : 2017年8月5日
- 読了日 : 2017年8月5日
- 本棚登録日 : 2017年7月26日
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