偶然、古書店で見つけ購入。出逢い方もいかにもな感じ。
書物に含まれている世界。
吉本隆明はそれを
「書き手が幾度も反復して立ちどまり、また戻り、また歩き出し、
そして思い煩った場所」
と捉える。
そこに迷い込んだり、
佇んだりすることが読書の楽しみである。
「実際は広場のようなものではなく、
ただの踏み溜まりしかないほど小さな場所で、
そこからさきに道があるわけでもない。
たぶん書き手ひとりがやっと腰をおろせるくらいの
場所にすぎない。
けれどそれは世界なのだ。」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年9月12日
- 読了日 : 2012年9月12日
- 本棚登録日 : 2012年9月12日
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