さまざまな女性の一生の一部を切り取った短編集。
不倫をしている話、不倫された話、不倫の結果産まれた子の話が多く、少し辟易とする部分もあるが、別の本にも収録されているユガラとナガラの旅行の話である、「寄り道」に出てくる親子の関係には二度目ながら涙してしまった。白神山地の美しさも目に浮かぶ。
また「斉唱」も親子の話。14歳の娘の難しい思春期を描いているが、出てくる朱鷺の描写が素晴らしかった。そんなにも美しかったのか。また佐渡に行きたいと思う。
すべてが幸せな話ではないが、最後には光がさす。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
旅行
- 感想投稿日 : 2023年9月8日
- 読了日 : 2023年9月8日
- 本棚登録日 : 2023年9月8日
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