株式会社タイムカプセル社 十年前からやってきた使者 (喜多川 泰シリーズ)

著者 :
  • ディスカヴァー・トゥエンティワン (2015年11月19日発売)
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泣きました。心に響きました。言葉ってすごいなあ。出会う人によって環境によって考え方によって…こんなにも良くも悪くも変わってしまうものなのだと。今の自分はどうだろうか、どうしていこうか、なんてことを考えさせられる内容だった。

「誰も恨むな、人間を嫌いになるな」いろんな出来事を思い出しながら自分の考えを改めようって思えた。どういうことだろうって考え直したりもした。難しいね。SNSでの誹謗中傷が問題視される今、タイムリーな話なのでは?と感じた。

「人間は未来を変えることができるといいますが、過去も変わるんです」という言葉が強く印象に残った。これまで辛いこと大変なこと、後悔したこと、たくさんあったのに今はそれさえも愛おしくて、あの経験があったから今の自分がいるんだって、そう思えていることのすごさに気づけたというか、自分を見つめ直せたというか…これまでの自分の過去が良かったって言えるように、そんな風に生きてこれたことが幸せだと思った。自分の決めた選択が後悔ないっていえる人生になるように進んでいるからなんだな、すごいな。頑張ってきたんだな。

人によって幸せの定義?形?全然違うんだなってことも感じた。自分がもう少し歳を取ったとき、どんな幸せを求めているんだろう、幸せってなんだろう、人の幸せを決めつけるのも良くないなとも思ったり。

「来たときよりも美しく」っていう言葉は自分が小さい頃から見たこと聞いたことはあったけれど、この世に来たとよりもあの美し世の中をつくって…だなんて考えたこともなかった。

「人生、一寸先は闇だけど、その先に光がある」
光を見つけるために、そこに飛び込むために、今この目の前に立ちはだかる闇を抜けてやろうって強く思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 喜多川泰
感想投稿日 : 2021年2月7日
読了日 : 2021年2月7日
本棚登録日 : 2020年10月10日

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