文章に血管があるなら隅から隅まで著者の思想と魂が込められてる真剣勝負の物語。 現代に至ってもなお断ち切れない「おり」が暴力となって現れるのと同時に、肉親の間でも沈殿している「おり」。それを乗り越えるためには自分のルーツを遡って行かなければならない人間の苦悩。それでも尚、人は同じ悩みを続けている。そして未来も。あああ、人間って・・・と思う。 読み始めから感じたのはこの作品の多くの部分が村上春樹の作品の表現とかなり似ているということ。どうりで村上はノーベル賞をもらえそうでもらえないはずだ。
読書状況:読み終わった
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これぞ小説!長い!しつこい!!
- 感想投稿日 : 2014年9月11日
- 読了日 : 2014年9月11日
- 本棚登録日 : 2014年9月11日
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コメント 2件
minikokoさんのコメント
2014/09/12
くろねこ・ぷぅさんのコメント
2014/09/17