実際に署長自らが捜査にあたるようなことはたぶんないのだろう。
逆に言えば、だからこそ思うように古今堂というキャラクターを動かせたのだと思う。
現場100回、古今堂は事件現場で実際に検証し、事件を再検証していく。
枝が茂る間をすり抜けてジャンプを試みたり、事件当時と変わらない廊下で犯人たちの動きを再現してみたりと、読んでいて状況がとてもわかりやすかった。
警察官にとって正義とは何か?
真っ向から勝負を挑む若き署長・古今堂の姿は、すっきりとした後味を残してくれた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
警察小説
- 感想投稿日 : 2017年3月8日
- 読了日 : 2017年3月8日
- 本棚登録日 : 2017年3月8日
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