署長刑事 時効廃止 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2012年3月15日発売)
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本棚登録 : 108
感想 : 8
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実際に署長自らが捜査にあたるようなことはたぶんないのだろう。
逆に言えば、だからこそ思うように古今堂というキャラクターを動かせたのだと思う。
現場100回、古今堂は事件現場で実際に検証し、事件を再検証していく。
枝が茂る間をすり抜けてジャンプを試みたり、事件当時と変わらない廊下で犯人たちの動きを再現してみたりと、読んでいて状況がとてもわかりやすかった。
警察官にとって正義とは何か?
真っ向から勝負を挑む若き署長・古今堂の姿は、すっきりとした後味を残してくれた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 警察小説
感想投稿日 : 2017年3月8日
読了日 : 2017年3月8日
本棚登録日 : 2017年3月8日

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