ダヤンと時の流れ星

著者 :
  • 白泉社 (2007年4月1日発売)
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本棚登録 : 51
感想 : 6
5

私は、本書は『ダヤンと銀の道』、『ダヤンと夢の約束』とともに、
ダヤンの長編ファンタジーの世界(全7巻)を読む前に手にしていました。

『ダヤンと銀の道』は、
ダヤンがわちふぃーるどにやってくる前の赤ちゃんだった頃の話なので、
ファンタジーを読んでいなくてもわかりました。

そして、『ダヤン、わちふぃーるどへ』を読むともっとよくわかりました。

本書と『ダヤンと夢の約束』は、
ファンタジーが途中までだったときは、
単体で読んだときに、少しわからないところがありました。

ファンタジー編を全部読み終わったあとに、改めて読んでみて、
本書は、ファンタジーの時間の流れでいうとどこにあたるのかがわかって楽しみが増しました。

ちなみ、ダヤンは、
まだバニラを知らない(過去のわちふぃーるとに旅立っていない。)ので、
時間的には、『ダヤンと時の魔法』よりも前です。

そして、3人の魔女たちに
誕生日をとられて赤ちゃんにされた経験が既にあるので、
DAYAN’S COLLECTION BOOKS の
『ダヤンのたんじょうび』のエピソードの後なのです。

長編ファンタジーは、12月に読むのが似合いますが、
ダヤンのたんじょうびは7月7日なので、
本書は夏が似合うかもしれません。

長編ファンタジーは、絵がエッチングですが、
この3冊の絵本シリーズは、絵の色彩がとても豊かで、
ダヤンとジタンをはじめ本来の毛並みや色がよくわかります。

長編を読んでいたときは、
ジタンはおなかの辺りは白いけれども黒猫だと描写してあったりすると、
え、そうだったのという感じでしたが、
絵本で見ると、ジタンはやっぱり黒いんだなぁと
妙なところで感心してしまったり・・・・。

ダヤンのシリーズは全体として時間をメッセージとして使うので、
なんども赤ちゃんダヤンを楽しむというのも一興です。

かわいいんですよね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2010年1月4日
読了日 : 2010年1月4日
本棚登録日 : 2010年1月4日

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