日本史に疎いため、どこまでが史実で実在の人物なのか、どこからがノンフィクションなのか分からないが、その分素直に楽しめた。
多彩な人物を配し、江戸の爛熟期、もはや”武”ではなく”政治”の時代に、己の保身をかけるもの、忠義に生きるもの、それぞれの運命が錯綜する。
特に女性の姿が、昔の時代作家と違って生き生きとしているところが魅力的。
様々な物語が並行して描かれているが、凛とした生き様には胸を打たれるし、茶道や香道の描きこみが彩を添えて魅力的な作品になっている。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
時代劇
- 感想投稿日 : 2022年2月11日
- 読了日 : 2022年2月9日
- 本棚登録日 : 2022年2月11日
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