平凡パンチの三島由紀夫 (新潮文庫 し 67-1)

著者 :
  • 新潮社 (2009年9月29日発売)
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本棚登録 : 95
感想 : 17
5

 COMIC アレ!という雑誌で漫画デビューしかけたことがある。当時お世話になった編集長のお名前を図書館で目にして、もぎ取るように借りた。以前から敬愛していたお方だが、その教養・読書量・分析力に、尊敬の念を新たにした。
 あの三島から剣道を習い、道場の風呂で背中を流したというのだから、ファンとしては羨望でクラクラしてしまう。
 政治とアングラその他モロモロ渾然一体となった60年代末の熱気は、小学生の自分にも伝わっていた。本書はサブカル水滸伝の趣がある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2021年4月18日
読了日 : 2021年4月12日
本棚登録日 : 2021年4月2日

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