中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇

著者 :
  • 文藝春秋 (2013年12月16日発売)
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感想 : 39
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 名画の謎シリーズは先に「旧約・新約聖書篇」「ギリシャ神話篇」を読み、本書は敬遠していた。鹿島茂「太陽王ルイ14世」で王室の権謀術数に免疫が出来て、ようやく手を出す。
 連載順ではなく、時系列順に並べてくれれば、歴史の勉強になったと思う。例えば「ロンドン塔の王子たち」の後に「エリザベス一世」が続いた方が、チューダー朝の始まりと終りが解りやすい。
 ジョージ・グロス「恋わずらい」に目を奪われ、心をつかまれた。これだけ画風が著しく違うし。
 「すべからく」を「全て」の意味で使っているのは残念である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館
感想投稿日 : 2020年10月21日
読了日 : 2020年10月12日
本棚登録日 : 2020年10月9日

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