新装版 世に棲む日日 (2) (文春文庫) (文春文庫 し 1-106)

著者 :
  • 文藝春秋 (2003年3月10日発売)
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僕が1年に1回ぐらいのペースで愛読している『世に棲む日日』
二巻では、革命の申し子高杉晋作が登場する。


伊藤博文により『動ケバ風雨ノゴ如シ 発ッスレバ雷電の如シ』と評された
風雲児・高杉


彼は藩の上士の一人っ子として
甘やかされて育ち
自分の才能を発揮できる舞台を探していた


やがて松陰に出逢い
久坂というライバルを得
師・松陰の死、西洋列強の脅威、幕府の衰え
初めての海外渡航(上海へ)


天才児は
歴史を変える革命へと身を乗り出してゆく


松陰の、死を間際にした美しい姿や
志の高さなど
この巻もまたかつて日本にいた偉大な人物に触れられる
素晴らしい作品です

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説・時代小説・史伝文学
感想投稿日 : 2011年7月24日
読了日 : 2011年7月24日
本棚登録日 : 2011年7月23日

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コメント 1件

accoさんのコメント
2011/08/02

何度も手にとって読みたくなる本があるっていいね。私も拠り所になるような(自己啓発系を除く)良い本と巡り会いたいな~。

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