小説ふしぎの海のナディア 下 (アニメージュ文庫 N- 67)

著者 :
  • 徳間書店 (1991年3月1日発売)
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90年にNHKで放映された庵野秀明監督の"ふしぎの海のナディア"のノベライズ。下巻はリンカーン島での日々から物語の終幕に向けてのラストスパート。

ナディアは自分に秘められた出生の真実を知り、その運命に苦悩し、立ち向かいながら成長を遂げていく。息つく間もない展開と超科学バトル、そこにナディアとネオ・ネモ、ジャンたちの人間ドラマが彩りを加える。宇宙にまで広がったドラマは人の想いの力を示し、幸せな未来を描くエピローグへと続く。読み終わって胸が熱くなるのを感じた。
巻末には庵野監督の個人的な思い出を交えたあとがきもあり。

一つだけ気になったのは"ナディアの白い太もも"という表現かな。"はだいろ"が普通にあった時代とはいえ、褐色が売りの彼女なのではと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アニメ
感想投稿日 : 2023年2月4日
読了日 : -
本棚登録日 : 2022年5月8日

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