90年にNHKで放映された庵野秀明監督の"ふしぎの海のナディア"のノベライズ。下巻はリンカーン島での日々から物語の終幕に向けてのラストスパート。
ナディアは自分に秘められた出生の真実を知り、その運命に苦悩し、立ち向かいながら成長を遂げていく。息つく間もない展開と超科学バトル、そこにナディアとネオ・ネモ、ジャンたちの人間ドラマが彩りを加える。宇宙にまで広がったドラマは人の想いの力を示し、幸せな未来を描くエピローグへと続く。読み終わって胸が熱くなるのを感じた。
巻末には庵野監督の個人的な思い出を交えたあとがきもあり。
一つだけ気になったのは"ナディアの白い太もも"という表現かな。"はだいろ"が普通にあった時代とはいえ、褐色が売りの彼女なのではと。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
アニメ
- 感想投稿日 : 2023年2月4日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2022年5月8日
みんなの感想をみる