貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2016年9月16日発売)
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本棚登録 : 837
感想 : 65
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最後の「なほあまりある」で見事に騙された。
人生で初めて「1本取られた…!」という感情になり、あとから思い出せば思い返すほどそういうことだったのかと納得せざるを得ず、読了はとてもスッキリした。

ただ、その他の4篇では、「貴族探偵対女探偵」と言ってもいいのかというほど推理力に差があり、最終章の布石とはいえ、すぐに貴族探偵を犯人だとする女探偵の推理に飽き飽きした。
特に「幣もとりあへず」が意味がわからずイライラした。最初は校正ミスかと思いネットで調べてみたが正しいらしく、理解出来た人は構成を褒め称えていた。
ちゃんと考えれば理解できそうだったが、その前にイライラしてしまったので考えるをやめた。解説も読んだがよく分からなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年1月24日
読了日 : 2024年1月24日
本棚登録日 : 2021年2月6日

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