経営学者の楠木建さんが厳選した本からの得られた戦略と経営の本質が書かれている。本は3冊並行して読み進めるなど、その読書量に驚く。ライフネット生命の出口さんは、ネット専業生保を考えつくも、「機が熟していない」と諦める。論理的に考えて正しいことであっても、風が吹いていなければ凧を揚げることはできない。「風が吹くまで待てばいいし、風が吹かないならそれもまた運命」。また、政治的な決断というのは妥協の芸術。選挙のときに「政治に経営者感覚を」という人もいるが、楠木さんはこれをあまり信用しない。政治と企業経営は別物。
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- 感想投稿日 : 2019年12月14日
- 読了日 : 2019年4月30日
- 本棚登録日 : 2019年12月14日
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