レディ・ガンナーの冒険 (角川スニーカー文庫 113-1)

著者 :
  • KADOKAWA (2000年4月1日発売)
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本棚登録 : 536
感想 : 45
4

「冒険」「大追跡」「宝石泥棒」を再読
読み始めて
次にふと気がついいたら次巻を読んでいる途中だった
何をいっ片鱗(以下略

ああ恐ろしい恐ろしい
一度手に取ったらやめられない止まらない魔力の高さ
冷静に離れてみればそんなにすごくみえないのだが
文章は読みやすく平易そっけないようでいて
登場人物に読者を感情移入させる場面でのたたみかけはただことでない
鷲掴みである
キャサリンもニーナも用心棒もあえて距離をとって描かれていて
それだけに感情移入をさせられていると感じさせてくれるのが読書の快感となる
天晴れ感服の腕前

2009/7/28
作者は素で書いているのか技巧で書いているのか知らないが
間違いなく実力者
公爵はなぜ船を使わなかったのかとか
無意味に男性登場人物が美形とか
そもそもどこがレディガンナーなのかとか
いくらでもわきの甘さはあり
中央公論版で『デル戦』を読むと軽く思えるのだが
ライトノベルでみるとまさに一読書を置くに能わずの剛腕が
他といかに隔絶しているか良くわかる
作品としてどうかより恐ろしいまでの筆力に感服する

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年11月13日
読了日 : 2013年1月3日
本棚登録日 : 2018年10月17日

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