面白かった。
ドラマチックでも何でもない1つの出来事を
99通りの書き方で表した本。
言葉遊びや実験的なものも含まれていて
中には解説を読まないと何がなんだか分からなかったり
読んでもよく分からないものもあるんだけれど(笑)
でも面白い。
文章って色んな書き方があるんだなぁと、改めて感じられる本でした。
内容も大事だけど、書き方って大事だなぁ。
個人的には「語尾の類似」「アレクサンドラン」「古典的」「英語かぶれ」「イギリス人のために」辺りが好きだった。
「英語かぶれ」は、完全なるルー大柴的文章なんだけれど(笑)
解説を読むと日本語って面白い!と思う。
「イギリス人のために」は音読したくなるし、
最後の最後の「意想外」の最後の一文も意想外で良いな…
全編通して、フランス語から日本語に訳した翻訳者さんの苦労が偲ばれました。
よくぞこれを!グッジョブ!!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年4月29日
- 読了日 : 2013年4月29日
- 本棚登録日 : 2013年4月29日
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