この本好きだなあ
って読後に思って感想を書こうとしたら。
同じことを思った、
『そして、バトンは渡された』
と同じ作者さんだった。
本屋大賞受賞後第一作。
月経前症候群の女性と、パニック障害の男性のやり取りの物語
どちらかというと、空気を読んだり人に気を遣いすぎたり、な2人なんだと思うけど。
その割に、女性の方はその男性をどちらかというと雑な親切さとおせっかいとで扱う。
男性も、他の人にはしないだろう雑な言動。
そこが可笑しくて好き
お年頃の異性の2人だけど、恋人にも友達にもならない。
でも、お互い、好きにはなれる相手
楽に呼吸できる、思いのままに振る舞える
そんな関係性っていいね
自分の為には頑張れなくても、大切な人の為なら頑張れたりする
この2人の関係をみていると、お母さんと息子みたい、って思った
合わなくて、合って
優しくて雑で
迫る夕日に焦るんじゃなくて、明日は何をしようかな、って
生きてると色々辛いこととかもあると思うけど、自分の子どもたちがそんな風に思ってくれると良いな
眠るのが怖いって泣いてた赤ちゃんが、笑いながら眠ってくれるみたいに
そして圧倒的に表紙がすき、可愛い
(図書本)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2024年2月22日
- 読了日 : 2024年2月22日
- 本棚登録日 : 2024年2月7日
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