七夕ということで、Twitterのフォロワーさんから教えてもらったこの作品☆
はあ…切ない!切ない!切ない!!
まさに天の川を挟んだベガとアルタイルのようなお話しでした。
文人が唯一心を開くのはネットで知り合った"アルタイル"。ある日友人の言葉に酷く傷ついた文人は駆けつけたアルタイルと初めて会うが、名前を明かされないまま交流は途絶える。それから数ヶ月、姉が連れて来た婚約者はアルタイルだった…。
この話、コイツが悪い!と言えるほど悪い人がいないんですよね…。
みんな少しずつボタンを掛け違えたような感じで、文人の姉に至っては何一つ悪くない。
みんなが自分を責めて苦しんで、1年に1度しか会えない七夕の切なさをこれでもか!と表現した作品でした…いろんな場面で泣けた。
とはいえ強いて言うなら、アルタイルが…煮え切らないというか、文人に比べたらずいぶん年上なのに、大きな決断を文人にさせ過ぎじゃない?っていうのはちょっと思いましたね(^_^;)
番外編はその後の話でありアルタイル視点となっています。本編が切なかった分、幸せに…って祈らずにはいられない。
さらにあとがきの後ろにはおまけの番外編が収録されています。この二人のその後も気になるところではあるかな?
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL小説
- 感想投稿日 : 2022年7月7日
- 読了日 : 2022年7月7日
- 本棚登録日 : 2022年7月7日
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