インフレ不可避の世界

著者 :
  • 明日香出版社 (2022年3月11日発売)
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■第1章 今回のインフレ、甘くみてはいけない

コロナ禍からの景気回復で、インフレ懸念?
日本の2%インフレもみえてきた?
コストプッシュ・インフレの恐ろしさ
ボトルネック・インフレ
「サプライチェーン分断」のボトルネック
地政学的ボトルネック
脱炭素に向けた動きも要警戒
DXインフレ(?)もありだよ
バラ撒いてきたマネーが暴れだす


■第2章 金融緩和バブル、崩れは近いぞ

米FRBの利上げ発言が転機
金融緩和バブル、行き着くところまで行ってしまった?
米国株の突出高は経済力の違いを暗示している?
他にも、バブル高の徴候が
いつ暴落がはじまっても、おかしくない
どんなバブルも必ずはじける
大きく下げては戻しを繰り返して、本格的な暴落へ
コンピューター運用が主流で、投資家心理は無視される?
コンピューター運用は、買いも売りも転換が早い
壮大な金融緩和バブル、いよいよ崩れに向かうぞ
債券はバブル高していないのか?


■第3章 露呈しだした張りボテ経済の限界

空前の金融緩和、なんのため?
コロナ禍、経済や社会を守るため?
50年に及ぶ「金融の時代」はいよいよ最終局面に
マネー、マネーの経済
金利をゼロにして経済は動くのか?
経営を弛緩させ、ゾンビ企業を増やすだけ
ようやく日本にも、ベンチャー企業が台頭しだした?
大多数の国民の低所得化は、デジタル社会に乗り遅れただけか?
中央銀行に景気対策をやらすなんて
為政者たちのご都合主義
中央銀行といえども、往きはよいよい帰りは怖いとなるぞ
株式ETF、どう処理するのか?


■第4章 金融緩和政策、なんだったのか?

世界的な金融緩和、そろそろ曲がり角に
日本の失われた30年
企業を潰させない、雇用を守る
とんでもないモラルハザード
厳しいバブル処理を断行していたならば
リーマン危機で、欧米は金融システム維持に走った
コロナ禍で、さらなる金融緩和中毒
放漫財政に歯止めがかからない


■第5章 バブル崩壊、インフレ、財政危機

金融緩和バブル、もう崩壊するしかない
野放図な国債増発
人為政策の限界
バブル崩壊の地獄絵
カネ余りが、現金不足に一転する
金利は上がっていく
日本の財政、もつのかな?
金利上昇のインパクト
企業倒産と失業の嵐
資産デフレの恐ろしさ
日銀も、存在そのものが問われることに


■第6章 世界の運用の「常識」が総崩れに

この40年が「異常に幸せ」だった
世界的な過剰流動性の歴史
年金資産が世界最大の運用マネーにのし上がってきた
年金マネーが株式を買いまくった
債券市場も、1983年からずっと上昇基調
とんでもなく順風満帆な投資環境が続いた
今回のバブル崩壊、ひどいものになるよ
とんでもない債券バブル
この38年間の債券神話
40年前の債券地獄
今度の債券地獄は、売りからはじまるぞ
年金マネーは縮小へ
資金運用から投資運用へ


■第7章 長期投資の復活

経済は消費と投資が根幹をなす
将来をつくっていく、それが投資だ
ESGもSDGsも、笑ってしまう
一体、なんのため、誰のための運用なのか?
果たして、世界の機関投資家運用は変わるのだろうか?
投資とは、そもそもアクティブ運用の世界である
アクティブ運用はパッシブ運用に勝てない?
長期投資が見直される


■第8章 年金問題、こうすれば解消できる

先進国はどこも年金問題で苦しんでいる
年金制度の限界
確定拠出型の年金制度に移行するか?
そこでだが、国の年金制度は、どう改革していくか?
どうせなら、抜本的な年金改革を
消費税を年金税に改め、税率を15%ないし20%にする
マイナンバー制度の完全実施でもって
日本の税収は大幅に増加する?
年金不安は一掃できるし、いいことだらけ
年金の積み立ても、運用もなくなる
そもそも、年金の運用はやめた方がいい


■第9章 バブル崩壊とインフレ襲来、どう乗り切るか

ほとんどの金融商品は売っておこう
売っておくのは?
売らずに残しておくのは?
長期投資の復活
自助自立の精神でもって
応援株主になる?


■第10章 「お金をまわす文化」を高めよう

いま頃、日本経済は2.7倍になっていた
いまからでも挽回できる
お金をまわすことの大事さ
お金をつかって楽しむモデルをつくろう
お金をつかって地域経済活性化を

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2022.04
感想投稿日 : 2022年5月29日
読了日 : 2022年4月30日
本棚登録日 : 2022年4月30日

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