花丸文庫と花丸文庫BLACK、同じ出版社で何故こんなにも差があるのでしょう。
と改めて思った一作です。
個人的に花丸文庫は比較的あっさりしたさわやか作品が多いと思っているのですが、
BLACKになったら名前の通り黒い、ねちねちした感じのお話だなぁと思いました。
こちらの作家さんの作品は初読みだったのですが、
読んでいる途中で何となく事件の犯人はあの人じゃ……と
思いつつ読んでいたのですが予想が当たっておりました。
でも内容が濃くてフラグも沢山だったので最後までハラハラしながら読み進めておりました。
短編の方は攻め視点の独白が続いていたのですが、
本編読破後に読むと本編 を読んでいる最中理解不能だった攻めの気持ちが
少しだけ理解できたかなぁと思いました。
勿論色々やっちゃ駄目だろこれは!
というものもあるので全部が全部理解出来る訳ではないですが。
普段よく読む所謂片思いから気持ちを伝えてハッピーエンド
という様なお話ではなかったので読了後も重苦しい気分にはなりましたが、
こういう作品もたまにはいいなとも思いました。
挿絵の門地先生の絵が凄く奇麗でH度が増している様に思いました。
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年8月1日
- 本棚登録日 : 2013年7月3日
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