伊集院静氏が、初めて書いた推理小説です。人間はな、当人にもわからない部分を持っているんだ。表と裏があると言っているんじゃない。もっと厄介なんだよ。人間は」(P180)、「要は人が人を殺めるのは、それだけ何かにこだわらなきゃならないものをそいつが持ち合わせているからだ。それが情念だよ」(P305)が印象に残った。
読み応えのある、社会派推理小説です。
読書状況:読み終わった
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伊集院静
- 感想投稿日 : 2013年11月20日
- 読了日 : 2013年11月20日
- 本棚登録日 : 2013年11月20日
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