『宇治川の先陣』は、中学か高校の教科書に載ってたのを思い出した。
ラストに出てくる寂光院は、大昔に観光したときには、建礼門院徳子の隠棲の地とはあまり意識してなかったかも。今行けば、だいぶ違う印象を持ちそうだ。
それにしても、作中、頼朝は全く格好良く書かれていない。宗盛のこき下ろしぶりに比べれば、淡々としているけど、少なくとも魅力的ではない。空気の読めない義経に代々同情が集まるのは当然の成り行きか。
今回簡約版ではあるけれど、日本を代表する大叙事詩を読めたのは、日本人として良かったと思う。
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- 感想投稿日 : 2021年3月28日
- 読了日 : 2021年3月28日
- 本棚登録日 : 2021年2月13日
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