面白かった。
「現代の寓話」みたいな帯がついてたと思うんだけど、
その影響か読んでいてなんとなくブレーメンの音楽隊を思い出す。
自分のいる場所をきちんと守る、というのは、
そんな大げさじゃなくてもいいのかも知れない。
ここじゃなきゃ!みたいな熱くて積極的な感じはないんだけど。
でも人って放っておいても繋がってくもんなんかな。
求めてようがなかろうが生きてく中では絶対どっかと繋がってしまう。
で、それがなくなったらやっぱりあっけなく死んじゃうのかな。
この物語生き死にはあんま関係ないけど。
あといつも思うけど、今生きている人の描写がうまい。
すごく想像できる。自分に近い人や街で見かけただけの人に、登場人物に近い人を見つけようとしちゃう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年7月8日
- 読了日 : 2012年12月5日
- 本棚登録日 : 2012年12月5日
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