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永遠の絆に守られて (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
- リンダ・ハワード
- 二見書房 / 2011年6月21日発売
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病を抱えながら精一杯人生を謳歌しているヒロインと、孤独を生きるバンパイアのヒーローのパラノーマルロマンス。リンダハワードのキャラクター+リンダジョーンズのパラノーマル、という 1 冊。
ロマンス要素 1 冊分にパラノーマルサスペンスな要素も丸ごと 1 冊分入ってて、なんというか、みっちりと濃い。ヒーロー&ヒロイン以外にもサブカップルがいて、話の展開にダレたところがないどころか全編通して大忙し。
パラノーマルにありがちな「設定に置いていかれる感」もなく、登場人物の多さのわりに最後まで把握しつづけられるのはさすがリンダハワード。ただ、二人で書いてるせいかネタやフリが見事に根こそぎ回収されていて、いまいち「うまいことまとまりすぎ」という印象がぬぐえない。まぁ、いいことなんですが。
2011年9月1日
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危険な涙がかわく朝 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
- シャノン・マッケナ
- 二見書房 / 2011年4月21日発売
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マクラウド兄弟のシリーズの 6 巻。表向きはジュエリーデザイナーだが裏家業を生き抜いてきたヒロインと、彼女を狙う……はずのヒーロー。
ヒロインはひょんなことから孤児の幼女を引き取っており、慣れない母親として大奮闘して暮らしている。組織からの命令で彼女を狙うが、子供を利用するのをよしとしないヒーロー。そして物語は二人の過去とからみあってだんだんヘビーになっていくわけです。
ヒロインがデザインするジュエリーは武器を隠すようにデザインされてたりするのが、どんな風に使われるのかちょっと想像つかなくて、読んでいて違和感ありました。ヒーローの過去にある確執や組織間の力関係もいまいちつかみきれず、ピンとこないまま読みきってしまった感じです。親子愛に感情移入できないタチなので、ひっかかりどころが少なくてつからったかも。わたし向きじゃない、ってだけで、話は面白かったと思います。
2011年8月30日
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悪魔公爵の子 (MIRA文庫 GH 1-4)
- ジョージェット・ヘイヤー
- ハーパーコリンズ・ジャパン / 2011年5月13日発売
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「愛の陰影」のヒーロー&ヒロインの息子さんがこの作品のヒーロー。よくある「現代のセンスでカッコいい」ヒーローじゃなくて、とんでもなく手におえない悪がきという意味での放蕩者です。ヒロインも現代的なしっかり具合ではなく、いわゆる淑女としての尺度でのおてんばさんです。ダメな母親と妹を持つしっかり物で、妹のスキャンダルを防ごうとして恋に落ちます。
これも古い作品なだけにエロ要素はなく、きっちり「ロマンス」です。放蕩者としっかりお嬢さんのロマンスの元祖とも言える作品なんじゃないでしょうか。さらに、前作のヒーロー&ヒロインが登場し、相変わらずの魅力を振りまいています。そういう意味でいうと、元祖スピンオフともいえるのかもしれません。
2011年8月28日
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愛の陰影 (MIRA文庫 GH 1-2)
- ジョージェット・ヘイヤー
- ハーパーコリンズ・ジャパン / 2009年11月15日発売
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これぞロマンス。冷淡で悪魔と呼ばれる公爵と、無邪気で天然なヒロインの物語。エロスではなくロマンスです。かなり古い作品ですが、年の差、身分差、男装など、基本がギュっとつまっています。色っぽい描写などこれっぽっちもないのに、みごとに全編萌えさせてくれます。今活躍中のロマンス作家さんたちが影響を受けた作品なんでしょうね。
2011年8月26日
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屋根裏に偽りの天使 (ライムブックス コ 1-3)
- クレスリー・コール
- 原書房 / 2011年7月8日発売
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マッカリック 3 兄弟のシリーズ 3 作目、マッカリック長男のイーサンの話。ヒロインはイーサンの過去と繋がる苦労人の娘さんです。
この話を楽しむためには、シリーズの前 2 作を読んでおかないといけません。これだけ読むと星は 2 個でもおまけなくらい。物語の鍵となる呪いのことも、ヒーローの人格形成の鍵となる母親の態度やその原因も、この作品ではこれっぽっちも語られないからです。それらの大前提がこの本だけではちっともわかりません。前 2 冊分の前情報があった上で読むと、ダメな男とその男のせいで苦労したお嬢さんのすったもんだがようやく楽しめます。
二作目の途中からと平行して進んでいるので、前 2 冊とは続けて読むことをおすすめ。
2011年8月24日
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かりそめの蜜月 (ライムブックス)
- クレスリー・コール
- 原書房 / 2011年4月8日発売
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マッカリック 3 兄弟のシリーズ 2 作目、マッカリック次男、スナイパーのヒューの話。
相思相愛のままヒーローの一家に伝わる呪いと仕事のせいで 10 年も会わずにいた二人が、ヒロインを危機から守るため、ヒーローの上司でもあるヒロイン父の手はずでいきなり結婚!結婚したはいいけど呪いのことは解決しないので、手を出さずにどこまでたえられる?というなんともマゾいストーリー展開。
ヒロインの父親がまとめる組織のこととかがもうちょいうまいこと語られていたらもっと捕り物部分が面白かっただろうになーと残念な感じはしましたが、ヒーローの心情だけでうまいこと 1 本読めちゃうものですね。星は 3.5 ってところですが、半分はないので 4 で。
2011年8月22日
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宿命の王家の花嫁 (ライムブックス)
- クレスリー・コール
- 原書房 / 2011年1月7日発売
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マッカリック 3 兄弟のシリーズ 1 作目、マッカリック三男、傭兵のコートの話。シリーズものだとは知らずに 3 作目を読み始めてから気づいてあらためてこの作品から読み直し。
ヒーローの一家に伝わる呪いの書がふたりの愛を邪魔する。いや、本当に邪魔だ。ヒロインは王家の末裔というがなんか話のスケールがよくわからない。設定にひっぱられてる感というか、設定に頼ってる感が大きくて、ヒストリカルとはいまいち言えない感じ。キャラクター設定はクセがあっていい感じなのに、どうにも消化不良感がありました。
ただ、3 作目ではなんのことやらさっぱりわからなかった呪いのことがわかったのだけがよかったかな。クレスリーコールのヒストリカル!というので想像するのからはちょっと期待はずれでした。
2011年8月20日
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ひめごとは貴婦人の香り (ライムブックス ホ 1-4)
- エリザベス・ホイト
- 原書房 / 2011年7月8日発売
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ヒロインは伯爵の娘で、未亡人。子供は亡き夫の爵位を継いで男爵であり、本人は貴婦人のかがみと誉れも高く、社交界デビューする娘さんたちのシャペロンとして引く手あまた。ヒーローはアメリカから来た貿易商で、元軍人。ヒロインの兄が死亡する原因となった大虐殺を逃れて生き残ったが、PTSD に苦しんでいる。
ヒーローは事件の真相を求めて (裏切り者を割り出すため) ヒロインに近づき、二人は恋に落ちるわけだけれども……ヒーローは森の中で育った生粋のトラッカーで軍隊では優秀な斥候だった。つまり走る人。イギリスの社交界にとっては植民地からきた野蛮人。それはわかる。が、イギリスにきてまで、しかも妹を社交界に出そうというときにレギングにモカシンを貫くのはやりすぎ。走るときだけにすればいいのに (それにしても何ページ分も走るんだけども。) 頑固というか変わり者というか空気読めないというか、あまりのズレ具合にどうしても魅力的に見えないのです。しかもあんだけ走っておいて、役に立ったかどうかも微妙だし。
「四人の兵士の物語」というおとぎばなしとからめての四部作になるらしい。この作品内でも登場した子爵 (ヒロインの婚約者) が次作のヒーローだとか。その作品のほうが面白いかもしれないと期待。
2011年7月27日
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囚われた貴石 (MIRA文庫 CD 1-8)
- クリスティーナ・ドット
- ハーパーコリンズ・ジャパン / 2011年7月13日発売
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「賭けられた薔薇」との二部作。次期女公爵が父親の公爵のギャンブルのカタとして結婚させられることになり、内気で控えめなコンパニオンで従姉妹のエレノアが、女公爵に扮して相手先で時間稼ぎをするハメに。
富豪の気まぐれをかわせばいいだけのことかと思いきや、話は復讐、陰謀、策略、疑い、そして殺人事件へと発展し、ロマンスはそれを縫うように展開される感じ。女公爵の話がドタバタだったのに比べて、こちらはシリアスなサスペンス的要素が強く、ちょっと重たい。
物語の鍵となる要素ではあるけれど、頭脳明晰で勘も鋭いヒーローが、数々の矛盾点に気づきながらも、それでもやっぱりヒロインがなりすましであることに気づかないか?とちょっと違和感。本来であれば星 4 つな内容だったけれど、その違和感をずーーっと持ったまま読み続けたので -1 で。
2011年7月23日
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賭けられた薔薇 (MIRA文庫 CD 1-7)
- クリスティーナ・ドット
- ハーパーコリンズ・ジャパン / 2011年6月15日発売
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「性別に関わらず第一子が爵位を継ぐ」という特別な継承方法で継がれている公爵家のはねっかえり跡継ぎ娘と、そんな娘に惚れてしまった正統派「元放蕩者」ヒーロー伯爵のストーリー。
4 年前に情熱的な恋に落ちたにも関わらず結婚式目前で破局していた二人が愛を取り戻すまでの攻防戦。父親である公爵がギャンブル好きでだらしな~いひとなために必要以上にしっかりしてしまった「女公爵」ヒロインが、ヒーローを信頼し主導権を受け渡すことができるのか?というのがドラマチックに展開します。ヒストリカルというよりも、純粋にロマンスやファンタジーを楽しめた作品でした。
物語冒頭でヒロインのかわりに公爵のギャンブルの後始末 (というか時間稼ぎ) に送り出された従姉妹でコンパニオンのエレノアの話がペアになった二部作です (発売済み)。
2011年7月19日
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ウィンダム公爵とつれない許嫁 (RHブックス・プラス)
- ジュリア・クイン
- 武田ランダムハウスジャパン / 2011年8月11日発売
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バラが導く月夜の祈り (ヴィレッジブックス F カ 4-17)
- ジュリー・ガーウッド
- ヴィレッジブックス / 2011年8月20日発売
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英国レディの恋の作法 (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
- キャンディス・キャンプ
- 二見書房 / 2011年7月21日発売
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最悪で最高の恋人 (ラズベリーブックス)
- クリスタン・ヒギンズ
- 竹書房 / 2011年7月9日発売
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紳士と月夜の晒し台 (創元推理文庫)
- ジョージェット・ヘイヤー
- 東京創元社 / 2011年5月28日発売
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令嬢ヴェネシア (MIRA文庫 GH 1-3)
- ジョージェット・ヘイヤー
- ハーパーコリンズ・ジャパン / 2010年10月1日発売
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素晴らしきソフィー (MIRA文庫)
- ジョージェット・ヘイヤー
- ハーパーコリンズ・ジャパン / 2009年4月15日発売
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公爵令嬢の恋愛入門 (ライムブックス)
- キャロライン・リンデン
- 原書房 / 2010年12月7日発売
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子爵が結婚する条件 (ライムブックス)
- キャロライン・リンデン
- 原書房 / 2008年9月10日発売
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真夜中の運命に抱かれて (ラズベリーブックス)
- エマ・ホリー
- 竹書房 / 2011年1月8日発売
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ふたたび、恋が訪れて (ラベンダーブックス L 6-1)
- カーラ・ケリー
- 幻冬舎 / 2009年7月26日発売
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黒き髪の誘惑者たち ウィンストン家の伝説 (ヴィレッジブックス F フ 6-10)
- ローリ・フォスター
- ヴィレッジブックス / 2009年10月20日発売
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黄昏にほほを寄せて ((ライムブックス))
- リサ・クレイパス
- 原書房 / 2011年6月10日発売
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見知らぬ人のベッドで (扶桑社ロマンス)
- メアリー・ワイン
- 扶桑社 / 2011年4月27日発売
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