わたしの心のなか (鈴木出版の海外児童文学 この地球を生きる子どもたち)

  • 鈴木出版 (2014年9月19日発売)
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本棚登録 : 190
感想 : 30
4

③内容
・対象: 高、YA
・特色&ジャンル 脳性まひの11歳の少女
・時代 原題
・舞台 アメリカ 中部? スポールディング小学校
・主人公 メロディ・ブルックス11歳

④キーワード
・オススメ 脳性まひ 障害者用コンピューター「メディ・トーカー」

⑤コメント
・著者情報
Sharon M. Draper
http://sharondraper.com/

・出版情報
http://www.suzuki-syuppan.co.jp/script/detail.php?id=1050023303

・翻訳の場合は原題
原題『Out of My Mind』

P47「子どもは、みんな特別よ」ヴィオレットは威厳をもって答える。「この子はかくれたすばらしい能力をもってるわ。それを見つける手助けをしたいの」


先日読んだ『こんな夜更けにバナナかよ』がかなり衝撃的なノンフィクションだったので、こちらは児童文学としての別のものとして受け止めた。
主人公が少女であり、学校内という限られた場所であるということ。しかしその中だからこその残酷さが描かれていたと思う。

『飛び跳ねる~』を読んだときにも思ったけれど、自分の気持ちと行動がうまくコントロールできないことは、本当に辛いと思う。

また一方で、彼らを取り巻く人々が面倒臭がらないこと、諦めないことが大切。
その意味で、ヴァイオレットとキャサリンの二人の存在はとても心強く感じられる。

コンピューターによって、かなり可能になったこと、しかしすぐに対応できないことがあることがわかった。
そこも相互の歩み寄りの姿勢が大切なのだと思う。結局、アナログ的な部分がきちんとしていないと、コンピューターも活かせないのかもしれない。

イースター・シールズ・テレソン
Easter Seals Telethon
http://www.easterseals.org/telethon/

曲『恋するエルヴィアイラ』

絵本『かいじゅうたちのいるところ』
『おやすみなさいおつきさま』
『キャットインザハット』

本『時をさまようタック』
『さびしい犬』
『ギヴァー』
Bクリアリー
ボックスカーチルドレン

本)『生命倫理学と障害学の対話--障害者を排除しない生命倫理へ』http://booklog.jp/users/melancholidea/archives/1/4865000313

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2015年5月30日
読了日 : 2015年5月30日
本棚登録日 : 2015年5月30日

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