40年近く前、仏像鑑賞に凝っていた頃に和辻哲郎の『古寺巡礼』を読んでいたく感動した。今回読んだ『イタリア古寺巡礼』は『古寺巡礼』ほどの感動はなかったが、なかなかよかった。昭和初期に書かれたにもかかわらず、今でもイタリア美術旅行のガイドブックとして、イタリア美術鑑賞の手引きとして十分役に立ちそうである。作品の写真が少なく、また白黒写真なので文章表現だけではわかりづらく、一つ一つインターネットでカラー写真を確認しながら読んだ。私が一番興味を持っているのは、シエナ派の美術。いつかこの書を携えて美術鑑賞旅行に行きたいと思っている。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年3月27日
- 読了日 : 2024年3月27日
- 本棚登録日 : 2024年3月22日
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