雨の降り続くこの季節に、何かヒントになるのではないかと手に取ってみた1冊。
本書を読むとデンマークは気候だけで見れば日本の東北~日本海側のような(むしろそれよりも暗い)イメージを受けるが、ヒュッゲを大切にする事(また充実した社会福祉制度)により世界一幸福な国だと言われている。最新2023年の調査ではフィンランドに次ぐ2位だが、それでも日本の47位と比べると雲泥の差がある訳だ。
国民性やヒュッゲ等の生活習慣は勿論あるのだろうが、極端に不幸な人を生まない福祉制度、という文中の言葉からやや社会主義的な思想に近いのかなと感じたりもした。人の幸福の本質を考えると、確かに資本主義よりは理に適っているのかなぁ…と無知ながら考える。
デンマークという国にいつか行ってみたくもなったし、とても興味をそそられる内容だった。
ぜひ私も、リビングのライトを備え付けのものから暖かい光に変えたり、季節の保存食を作ってみたり、キャンドルを灯してゆっくり本を読んだり、アグネス・オベルの歌を聴いたり(とっても良かった!)、意識的に自分を労るヒュッゲな時間を持っていきたいなと思った。
また、解説がニコライ・バーグマンで個人的に驚いた!彼もデンマーク人だったとは…。
フラワーボックスや(今は閉店してしまったが)ジュエリーブランド等、手に取る機会が多かったので不思議な縁を感じた。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年6月14日
- 読了日 : 2023年6月13日
- 本棚登録日 : 2023年6月3日
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